みろくの森 小湿原


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■大切な里山の小湿原■

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この里山には山肌の地層の隙間からちょろちょろと水か染み出す場所がいつくかあります。

特に築水池の東側はそんな染み出した水が・・・小さな湿地を造りだすのです。
小さな湿地は、湿地を好む小さな植物が自生し、小さな植物は小さな昆虫を呼び寄せ、季節に合わせて独特の世界を見せてくれます。
近年は、木道や柵など湿地の自然保護活動も効を奏してか、春から夏にかけてそんな自然を楽しみ慈しむことができるようになりました。

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秋から冬は静かで、特にこれといった目立った場所ではありません。
ですが、 早春の3月から4月上旬、まずはショウジョウバカマを見ることができます。
春告げ花、色が鮮やかで見事な花を付けますね。
多年草ですから、ロゼッタ型の葉っぱは日頃からあるはずですが、やはり春にならないと、そこにあるとはわかりません。

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5月になると、新緑が芽吹いてきます。
湿原の植物も同様に、花盛りになってきます。
歩いていても気持ちがよく、湿原を訪れるにも”心躍る”季節となります。

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ハルリンドウ

リンドウ科リンドウ属、日当たりの良いやや湿った山野に広く分布する2年草です。
5月から6月、この湿原に群落で目立って来ます。
目の覚めるようなブルーとつぼみの螺旋が印象的で、この湿原のシンボル的な存在となる。
花が上向きに開くのもよいですね。
大きさもほどよく、これを見つけると春本番って思います。


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変わったことろでは、モウセンゴケ
モウセンゴケ科モウセンゴケ属、日当たりのよい湿原に生える食虫植物。
花ではないので、美しくはないですが、この季節にこのような花茎を出すのは、やはり虫も出てくる季節なんでしょう。
これもまた、この植物が生きていく戦略なのです。

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6月になるとますます緑は濃くなり、生命がみなぎる季節になってきます。
トキソウ、ラン科トキソウ属、これも日当たりの良い湿地に生える多年草。
すっくとたった茎に一つだけ花をつけるので凛とした雰囲気があります。
和名は朱鷺草で、花の色がトキ色をしていることが由来です。
トキ色と言われてもピンときませんが・・・

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カキラン、ラン科カキラン属、これも日当たりのよい湿地に生える多年草。
30〜70cmまで成長して、ほかの植物より頭一つ抜き出します。
背が高いので、湿地では目立ちます。これまたこの種の生き残り戦略でしょうか?
花は橙黄色(いわゆる柿色)で、茎の先に房状に10個ほどつきます。
ラン科の花は茎がすっくと伸びて先端に花をつけることが多いので、目立ちます。

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7月 湿原も草でほとんど覆われます。
温度も上がり、夏となり、緑の匂いに覆われます。

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暑くなってくると!!!、この湿原で人気者のハッチョウトンボの季節となります。
みての通り、オスはあざやかな赤色で、たいへん小さい、一円玉(20弌砲曚匹靴ありません。
写真では大きく見えますが、成虫でたったの2cmです。 実物を見るとその小ささに驚きます。
一度見れば、きっとこのトンボのファンになること間違いなし。
国際自然保護連合(IUCN)により、レッドリストの軽度懸念(LC)の指定を受けているおり、国内の都府県では絶滅や絶滅危惧種に指定されています。
この小さいかわいい命が、いつでもこの湿原で のびのびと生きることを祈ってやみません。

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8月上旬 夏本番、緑だらけとなります。
木道にも緑があふれ、周囲は蝉の大合唱、夏の最盛期を迎えます。

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そんな暑い中、うつくしく花を広げるのがサギソウです。
ラン科ミズトンボ属、湿地に生える高さ20〜50cmの多年草。
径は3cmほど、花は白色です。 まさにサギが白い羽を広げたような優美な形です。
とにかくこの白色が目立ちます。なつの暑いさなかの一幅の清涼剤といいましょうか…


さまざまな花を楽しませてくれた湿原も、ふたたび秋へ・・・そして冬へ
毎年毎年、こうやって春がまた巡って来ます。


2014年6月22日<記>




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